GMATは700+を目指すべし
語弊があるかもしれませんが、トップスクールを目指すのであれば、GMAT700+は必須といわざるを得ません。なぐさめで、680あれば大丈夫だよといってくれる人もいますが、それは、他の条件が強い人の話であって、特に、私費受験生であれば、700+ないと、かなり厳しい勝負になるのが現実だと考えたほうがよいと思います。繰り返しになりますが、700+をとれば、日本人のなかで、GMATに関して、トップ50位に入ることができます。read more
日本人枠という競争の中で、700点をとったときから、勝負のステージが変わると考えたほうがよいでしょう。それほど、GMAT700というのは強力なのです。さらにいうと、700点以降、10点刻みで、また違う景色が見えるといっても過言ではないです。700と710では違うし、750を越えれば、日本人トップも夢ではないし、奨学金獲得のチャンスに恵まれることもあります。GMATは750を狙って、結局700に落ち着きましたってのが一番よいと考えています。
噂として、日本人がアジアプールに入れられ、韓国・中国・インドと比較されるといったものがありますが、この点についてはあまり心配しなくてよいと思います。そもそも、私の進学したDuke大学では、中国・韓国人学生のGMAT平均は730点ほどで、日本人の680-700点とを比較すると雲泥の差。韓国人のトップは770点で、750点も2人くらいいて、最低でも710点だったように記憶しています。GMATだけでまともな勝負はできないし、アドミッションも国際間のGMAT単純比較はしないでしょう。これは、中国・韓国人は、数学に強くさらに、過去問を通じた独自の学習法が確立されているため、余裕で700点以上をとってくるのです。なので、単純比較はできないということです。中国・韓国人の学習方法については、詳細は書きませんが、受験人口が多いこともあり、日本にはないノウハウがあります。うまくはまれば絶大な効果があるため、中国人や韓国人の友人を通じてリサーチしてみる価値はあると思います。
どんな過酷な受験やハードな仕事を乗り越えてきた猛者たちも、GMATだけは口を揃えて「二度と受けたくない」とぼやきます。年に5回しかチャンスがなく、試験時間は4時間。その間、1秒も無駄にできない状況で、高いレベルの集中力を維持しなければなりません。しかも、時間のプレッシャーの中、頭を高速で回転させ続けなければならないのです。多くの受験生にとって、MBA受験のボトルネックになっている以上、「ここで失敗したら、合格できない。」というネガティブ思考が連鎖し、大きなプレッシャーとして圧し掛かってくるのです。
私自身は、幸いにして、5回目で700点をとることができました。道のりは大変厳しいものでしたが、運にも恵まれて、最後は粘り勝ちといった感じでした。残念ながら、GMATは実力・努力だけでは、700点をとることはできず、運の要素も大きく影響します。なので、最後は、粘りだけ。どんなに苦しくてもあきらめない。5回に1回は天使が微笑んでくれる。そのときまで、ひたすら、全力投球するだけという気合と根性の世界なのです。(但し、一部の天才は除く)
700点までの道のりはこうだ!
私のGMAT受験対策と受験結果の推移は以下の通りです。比較的に楽観思考の自分ではあるのですが、勝負をかけた3回目のGMATで500点台をたたき出したときは、1週間ほど食事がのどを通らなかったことは察していただけると思います。
●GMAT Official Guide 10th にて独学練習
●AGOSのGMAT 講座(Verbal, Math, AWA)を受講
●AGOSの復習、GMAT King、GMAT prep
2009年5月 580点(V20, M49)(1回目)
2009年6月 650点(V29, M49) (2回目)
●2009年8月 MEISTERのSummer intensiveに通う
2009年8月 530点(V21, M42) (3回目)
2009年10月 630点(V29, M48) (4回目)
●LSATの問題演習、GMATの過去問集の演習
2009年12月 700点(V34, M50) (5回目)
1年目、2年目ともに、GMATは700点で出願。
金に糸目をつけるな!
GMATの鉄則は、700+を達成できる方法論があるのであれば、お金の出し惜しみをしないということ。GMATの苦しみ・GMAT低スコアによるハンディをお金で解消できるのであれば、どんどんお金を使うのが賢いチョイスだと思います。私自身、GMAT対策で100万ほどつぎ込んだ計算になりますが、最終的に700点がとれましたので、十分に元がとれたと思っています。
予備校はダブルスクールが基本
GMAT対策は、予備校2つ行くが基本です。高度な英語力と数学力をベースに持つ方は、シングルスクールでも600後半をとるようですが、TOEFL100を越えるのに時間を要する方はダブルスクールがオススメです。基礎力は当然必要ですが、最後の数十点を上積みするための二刀流のテクニックが必要です。私は、AGOSとマイスターで望みましたが、投下時間効率と最終的な結果を考えると、私にとっては、相性のよかった組み合わせといえます。
あくまで、2011年時点の話ですが、以下の5つの塾が、トップスクール合格者を多く輩出しているGMAT塾です。いずれも、正攻法を教え、700+を取るための下地を作ってくれます。
GMAT勉強の基本戦略
GMAT勉強開始は、「TOEFL100点を超えていなくても大丈夫」というのが700点超え合格者のコンセンサスです。GMATとTOEFLの相乗効果でリーディング力の向上にもつながるため、TOEFL90点を超えた時点でGMATの準備を始めるのもよいでしょう。私自身、TOEFL96点のときに、GMAT700がでました。ただ、注意したいのは、GMATの勉強にはそれなりの集中力がいりますし、投下時間も必要であるため、GMAT勉強期間中は、GMAT>TOEFLで優先順位をつけて勉強時間を割くのが賢明と思われます。
以下は、Mathセクションを49/50/51で乗り切れる方を前提に、理想的なスケジュールを記載してみました。ベストシナリオは、2回目で700を出す。仕事に支障のない方であれば、6-8ヶ月で程度でこなせるスケジュール感をもっていただければと思います。
01 TOEFL90点出たら、GMAT専門塾に通う
導入の塾としては、AGOSがオススメ。効率よく基礎が学べます。
02 GMAT KINGを使い、Official Guide 10thを完璧にする
少し古いOGだが、10thを入手する。(Amazonの中古本として入手可能。最悪、アメリカのAmazonから輸入する) 特徴は、問題量が非常に多い。同時に、GMAT KINGをダウンロードし、OG10thの問題演習をできる環境を整える。OG10th×GMAT KINGは基礎を完璧にするために最も効率がよい。
03 GMAT塾二校目に通う
GMAT二校目は、基礎を完璧にしてから通ったほうがよい。1項目の塾の解法で解けない問題を二校目の塾で解決するような感覚で通うとよい。
04 塾でもらった教材・過去問を徹底的に演習する
1回目の受験で650点を出せるように、塾でならったことを徹底的に復習。過去問・塾教材を完璧にこなすことを目指したい。
05 GMAT prepを2回とく(答え合わせは絶対にしない!
受験1か月前になったらGMATprepをダウンロードし、本番差ながらの環境で受講してみる。この際、答え合わせをしないことが重要。「本番に最も近い環境で、最も本番らしい問題」にチャレンジできる環境は、GMAT prepしかない。無駄遣いをしてしまったら、自身の実力を測る機会が失われてしまう。なので、答え合わせをしないことと、一ヶ月に3回を限度として使うこと。それ以上やると問題・答えを覚えてしまい、タイムマネジメントの特訓をする機会を失うことになってしまう。
06 GMAT1回目受験
1回目は肩の力を抜きながら、時間配分に気をつけながら、時間内に終わらせることを目指して。ほとんどの人が、1回目500点台をたたき出してしまい、失望するのだが、2回目以降失敗しないための訓練と思えばよい。ただ、受験日までの体調管理、直前の追い込み、仕上げ方も含めて、2回目以降も同様の体制で望めるように自身でうまくペースを作っていくことも大事である。
07 塾でもらった教材・過去問を演習。受験直前にGMAT Prepをやる
1回目受験後、2回目でのリベンジをかけ、モチベーションが高まると思う。机には、750点という目標を書いた紙を貼り、テンションを高めて、次回の受験に備えた勉強をするのが得策。もし、次の受験までの期間に大きな仕事が入ってくるなら、思いきって、2回目の受験を延期させることが重要。2回目で全身全霊を賭け、最高の状態で受験する。これが、700をとるための一番の秘訣。直前にprepをやって、750がでれば、当日、700点超えの可能性も高い。
08 GMAT2回目受験
体調を万全に整え、「750とるぞー」と自己暗示をかけて臨む。途中でデキが悪くても、「これまで正答率が良くて、難問が乱発しているから、難しく感じるだけ。順調、順調。」と言い聞かせてマイペースで進める。700を越えた多く人が、ベストスコアを出した回は、「できがいいとは全く思わなかった」と言っている。
09 2回目で700が出なかったら
十分な準備をして二回目で700がでなかったら、後は、700点でるまで受験をするしかない。これ以上、テクニックを学んでもしょうがないので、純粋な英文読解力を高めるために、ひたすら良質な過去問をとき続けるしかない。探せば、過去問は様々なルートを通じて手に入れることができる。
セクションごとの対策TIPS集
Verbal – SC
目指すは正答率9割。GMAT600点中盤で苦しんでいる方の大半がSC6-7割正解。実力を確認するためには、初見のGMAT過去問を20問×2分でといて、何問正解できるかをテストしてみるとよいでしょう。8-9割できれば、700点を獲得できる可能性が高まっているといっても過言ではないと思います。SCはあくまで文法の問題。地道な努力で力をつけることができるし、安定的な得点源になります。
勉強開始当初は、「3分/問×10問=30分 + 答え合わせ15分」を1セットにして、45分のサイクルにして、深夜に仕事から帰ってきても、細切れ時間に、ゲーム感覚で勉強ができるように工夫していました。慣れてくると、「2分/問×10問=20分 + 答え合わせ10分」を1セットにして、集中力を維持して、大量の問題を解く。このサイクルをひたすら繰り返すことが重要です。延べ1000問くらい解くとベースの力が固まってくるかと思います。また、SCは、GMAT文法という特殊なルールの知識をストックとしてどれだけもっているかという点も重要ですので、定期的に復習すべきこと・テストの直前に復習すべきことをまとめたノートを作っておくと、テスト直前に短時間で知識の再確認ができます。
理想的には、GMAT KINGを使いOG10thを完璧にして、AGOSの過去問集(通称ホワイトブック)に取り組む。そして、最後問題がなくなったときは、過去問に取り組む。これを繰り返すことで、GMAT問題の速読力は飛躍的に上がりますし、GMAT脳ができあがってきますので、1問2分の壁もとっぱできるようになります。なお、OGの問題は、本番レベルに比べると圧倒的に簡単ですので、あくまで基礎レベルの練習と位置づけ、正答率9割に達したら、過去問にフォカースした練習にシフトすべきです。
私の大きな転換点は、AGOSで基本パターン・基礎知識を学び、マイスターで、文意をとりながら文章構造を大きな視点で分析する力をつけることができたところにあります。AGOS流だけだと、どうしてもテクニックに走りがちな解法になるのですが、マイスター流を使うと、判断軸がもう1つできる感じで、選択肢を選ぶときは絶対的な自信をもつことができました。これがよく、AGOSとマイスターは相性がよいといわれる理由で、私自身、マイスター受講後は、SCの正答率大幅にあがりました。他の塾の組み合わせでも同様の効果があると思いますが、実際に受けたことがないので、その点は、他の方の受験体験記を参考にしていただくのがよいと思います。
実践的tips
・いわゆる「一発切り」問題はでない。本番は難問づくし。しかも、序盤の難易度はかなり高い。
・文法的なエラーだけを探すとダミーにひっかかる。時間はかかるが、文章の意味を理解して、総合的に選択肢を判断する
・簡単そうな問題こそ、全選択肢を吟味。必ず、文章全体を俯瞰して、文章の構造的なエラーがないかを確認することが重要
・並列な構造のエラーを常に意識する。並列パターンは、基本中の基本であるが、難問・長文ほど、見落としがちになる。
・1問1分で終わらせるべき問題もあるし、1問4分かけるべき問題もある。
・時間をかけて、意味をとり、きっちり分析すれば解ける問題もある。
Verbal – CR
非ネイティブということもあり、7割とれれば上等。本番の極度の緊迫状態で、冷静な判断を下すことは難しいため、確実に解ける問題で落とさないように、基本論理構造の問題を確実に解く解放パターンをマスターすることが最も重要。
勉強開始当初は、「4分/問×5問=20分 + 答え合わせ10分」を1セットにして、30分のサイクルで、比較的解説をじっくり読んで、間違えた理由が腹に落ちるまで突き詰める。わからないときは、予備校の先生に質問して、GMATのルールをいち早く理解する。CRは頭の体操なので、この論理クイズをいかに楽しむかがポイント。楽しいことは、深く考えられるし、ビジュアル化しやすい。論理の構造を瞬時にビジュアル化して、論理の矛盾を見抜くことができればよいのですが、ついつい1つ1つの単語に目が行ってしまいがち。大局観を忘れずに冷静に論理の分析ができるかがポイント。センスのいい人は、論理矛盾を直感で見抜くことができるので、最後は直感で判断すればよいと思います。楽しめるようになれば、余暇の時間を使って、問題演習をすればよいと思います。解けば解くほど、鍛えられるセクションだと思うので、ひたすら数をこなすしかないと思います。
AGOSで基本的なアプローチを習ったものの、それでは解けない問題も多く、正攻法で論理矛盾を見付けていく方法にシフトしました。いわゆるパターンアプローチではなかったため、当初は、問題と対峙する際、なんとなく選択肢を選んでいた気がします。しかし、マイスターでは、6つのパターンに落とし込み、ロジックのパターンの中で、原因と結果の関係に注目し、冷静沈着に機械的に分析していくを徹底的に叩き込まれます。私にとっては、どんぴしゃのアプローチで、パターンに落とし込み論理構造を分析し、論理パターンに該当しない選択肢を除外していくという機械的な作業に置き換えることができた。このアプローチを知るまでは、1問当たり3分以上かけていたものが、2分半から3分に短縮でき、解答時も自信をもって選択肢を選ぶことができるようになった。大事なことは、自分が確実にとけると信じるパターン分析法を身につけ、それを実際に使いこなせるまでひたすら問題演習すること。解法スピードが平均2分30秒まであがり、正答率が8割くらいまであがったら、本番でも使える解放パターンということだと思います。
実践的tips
・消去法アプローチは最後の手段。まずは、あるべき答えは何かという気持ちで選択肢を見ていく。
・選択肢を先に読まない。むしろ、問題分を読みながら、頭のなかでロジックパターンに当てはめ、正答候補を頭に思い浮かべる
・正答をイメージできたら、選択肢を下から順番に読み、合致するものを選ぶ(全ての選択肢を読む必要はない)
・議論のシンプル化→ビジュアル化のくせをつける
Verbal – RC
RCは、非ネイティブにとっては、対策が取り難い分野です。そもそも、まともに対峙しては、時間が足りませんし、逆に、全てランダムクリックをしていては、700には絶対に到達しません。目指す正答率は5割といったところでしょうか。時間の許す限り、解ける問題だけ丁寧に解くが基本戦略です。
ポイントは、時間をかければ、何とか読んで正答にたどり着けるということです。練習問題をやると、宇宙やら化学の問題がでてきて、知らない単語が多すぎて、意味不明というパッセージもあれば、得意な経済分野・ビジネスの話もあったりします。得意分野の問題をとけば、理解度・正解率も高まり、短時間で処理することができます。私は、そのあたり明確な基準をもってやっていて、経済・ビジネスネタは100%の正答率を目指す。科学系はランダムクリック。短いパッセージは多めに時間をかけて、正答率7割を目指すつもりでやっていました。1パッセージはランダムクリックをしていましたので、時間に余裕ができる分、残ったRCにじっくり時間を割くことを重視していました。ランダムクリックしたパッセージがダミー問題というケースは、5回受ければ1回はありますので、毎回、「今ランダムクリックした問題がダミーでありますように」と祈っていました。
トレーニーング方法としては、単語力強化とRCの問題演習でしょうか。RCは練習しない方が多いと思いますので、意外に未着手の問題が手元にあると思います。OGのRCの問題をコピーして、電車のなかの隙間時間を使って、毎日RCの文章を読む、問題の傾向を掴むとよいのではないでしょうか。RCの問題を毎日見ていれば、かなりレベルの高いものを読んでいることになりますので、読解力も日に日に高まっていくことでしょう。
Math
日本人でGMAT700+をとるためには、Mathは50/51ないと厳しい。正直、49では、700に届かない可能性が高いといわれています。あくまで、50/51にこだわって勉強することがまずは重要。もちろん、理系の方は、51点満点を目指すべきです。文系の方は、50点に標準を、あわよくば、51点を目指す。GMATのmath sectionは全部で37問。このうち、6-7問間違えて、50点はでます。よく言われるのは、大学受験を数学でした人は、比較的短時間で、50/51点をとれる可能性があるということです。そうでない方は、基礎の数学から復習となる上、50点まで引き上げるのに相当時間がかかりますので、V37, M48というようなかなりVerbalに負荷のかかる配点を目指さなくてはなりません。
私は、文系出身でありましたが、大学は数学で受験をしていましたので、Mathはほとんど時間をかけずに切り抜けたセクションです。私自身が取り組んだ教材は、以下の通りです。
・AGOSのGMAT Mathコース
・通称マスアカ
・マンハッタンGMAT(難問の量をこなすため)
AGOSのGMAT Mathコースは、数学の英語表現をもれなく習得するために非常に役に立ちましたし、基礎の基礎を効率よく復習できまし、苦手分野を特定しそれに対する対策をすることもできました。また、マスアカは、基礎固めプラス、うっかり間違えそうな部分をカバーしてくれるため、毎回テストの前にマスアカをやれば、ほぼ無勉強で49/50をとることができました。
注意しなければならないことは、GMAT本番Mathが難化していることです。OGに掲載されている問題は超簡単なものばかりですから、本番のレベル感に圧倒されないように。GMAT Prepに出てくる問題が本番に一番近いと思われますが、本番レベルの問題を練習できる問題集や教材が非常に少ないため、勉強対象の中心は、マスアカになるかと思います。マスアカで基礎固め、ミス減らしをして、応用力は、各自の数学力によらざるを得ないと思います。私自身、3回目の受験の前に、簡単な問題ばかり演習していたため、本番との難易度の落差で動揺してしまい、Mathで42点をたたき出してしまいました。それ以降は、直前に難易度の高いマンハッタンGMATのオンラインテストなどで、感覚を取り戻してから、受験するようにしていました。
最後に – 集中力を高めるためにのtips集
01 生活スタイルを朝型に変える
GMATの本番は9時から開始が多いと思いますので、試験の当日は、6時には起きて、早めの朝食を食べ、8時には、麹町駅の前の喫茶店に入り、GMATの問題を解き、朝のウォーミングアップをする必要があります。最悪のパターンは、試験の前日の夜2時まで勉強をしてしまい、不安で眠れず、実質3時間しか眠れず、試験に臨むパターンです。睡眠時間が頭の回転を全てですので、試験の1週間以上前から朝型に切り替え、試験前日は、ぐっすりと眠れるようにしたいものです。
02 勉強するときは、常に30分ワンセットのリズムでやり、だらだら勉強しない
GMATの勉強に要求される集中力は、異常なほど高く、一朝一夕で身に付くものではありません。ですので、日ごろから、集中力を高めて問題を解く癖をつけておくのが賢明なアプローチです。人間は、時間を区切られると、集中力を高め、時間内に何かを成し遂げようとします。人間の集中力の限界が30分程度だと思われますので、30分ワンセットのリズムで日ごろから勉強に取り組むのが集中力アップのコツだと思います。
03 チョコレートのパワーを感じる
不思議なもので、人間は高度な集中力を維持すると、脳がエネルギーを欲してくるのです。特に、GMATなどを耳栓をしながら受けていると、脳のエネルギーが欠乏してくる様子を感じることができます。そんなときに、カカオ濃度の高いチョコレートを食べると、脳にエネルギーが補給されていくのがわかり、急に頭が回転してくるのです。私も友人にいわれ、最初は信じていませんでしたが、第4回目の受験あたりから試し始めて、思った以上の効果を感じ、その後、GMATの勉強をしているときも、チョコレートを食すようになりました。ちなみに、他の食べ物だと、眠くなり逆効果です。
04 集中力をマックスにできる音楽をかける
音楽の好みは、ひとそれぞれですが、気分を高揚させ、集中力を高めてくれる音楽が誰にでもあるはずです。歌なしのインストがベストで、単調な音を繰り返すテクノのような音楽がGMATには適していると思います。私は、GOMAというアーティスが奏でるディジュリドゥの音が大好きで、GMAT勉強や試験直前に聞いていました。