税理士のMBA受験記①-はじめに

はじめに

2011年より、米国Duke大学のMBAプログラム(Fuqua)に進学することがきまり、長かった受験生活にひとまず終止符を打つことができました。本気で思い立ってから、苦節3年、ハードな仕事とうまく折り合いをつけながらの受験生活。MBAに行くのは、数年前まで夢の夢で、「いけたらいいな」と思い描くだけで、実現するとは到底思えませんでした。海外経験ゼロ、親族にお金を借りるあてもなく、会社ではカミングアウトできず。持ってるのは、ひたすら机に向かう忍耐力。「アメリカのビジネススクールにいけば自分の何かが変わる」と信じ、実現させるまであきらめないという意思で粘りに粘り掴んだチャンスでした。

MBA受験界の裏側をとことん知ることが合格への近道

結論からいうと、このプロセスは正直つらかったですし、現実は甘くなかったというのが正直の感想です。受験準備だけで、400万円、期間にして3年半。仕事上も大きな支障をきたしました。
受験対策本も限られ、情報量が圧倒的に足らなかったですし、多くの回り道をしました。受験界でいろいろといわれる噂や一部の超スーパーな人の体験談による「ゆがんだ楽観論」により、甘く見ていた結果だと思います。この先MBAを目指される方々には、受験プロセスだけで疲弊してほしくありません。当然、簡単なわけではないですが、もう少し、賢くスマートに現実を直視し、そして必要なことにフォーカスをして夢をかなえていただきたいと思います。
MBA受験に苦労した私だからかけるMBA受験体験記をいくつかのシリーズに分けて書いていきたいと思います。今回、ブログを通じて、これまで受験生があまり語ってこなかったリアルな現実と特に純ドメ(海外経験ない)受験生がどうしたらMBA受験を乗り切れるかというノウハウを開示していければと思います。

1. MBA受験裏マニュアル-はじめに
2. MBAの受験難易度って?
3. トップMBA合格に必要な10の資質
4. MBA受験は不平等 - 純ドメは最低1500時間は必要
5. 全体のスケジュール
6. 情報収集
1) ランキング
2) 学校選び
7. TOEFLで105点を超える方法
8. GMATで700点を超える方法

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