前回のポストは、少々長くなり焦点がぼけてしまいましたが、いいたかったことは、「これまでのキャリア」と「英語力」が最も重要であるということです。

帰国子女+スーパーキャリアであれば、半年でトップMBA合格も可能ですし、そのような方が書いた受験体験談も世の中多く流布されています。逆に、あなたが、20歳後半、30歳前半で、英語力も普通で、キャリアも普通であるとしましょう。その状況で、米国トップMBA進学を目指すのであれば、あなたは、スタート時点で、埋めることのできない、かなり大きなディスアドバンテージがあることを忘れてはならないと思います。read more
(当然、帰国子女は、幼少期、海外で日本語・英語環境で暮らし相当苦労し努力されてきたわけだから、その苦労が後に報われるのは、当然といえば当然なのですが)

MBA受験をはじめるにあたり、日本の大学入試制度や資格試験制度とは異なる「不平等」な仕組みを理解することはとても重要です。これは、日本の教育制度のような完全平等な試験制度とは異なり、あなたの出生、育ち方、そして社会での存在意義まで問われるプロセスだということを肝に銘じなければなりません。
いくつか、例を挙げてみましょう。あなたが英語に全く不自由しない帰国子女であれば、MBA受験は相当楽なものになるはずです。投下時間にして、純ドメの人に比べ、5分の1以下。なぜなら、多くの純ドメ受験生は、TOEFL100点を超えるために、30-50回以上受験しているのだから。帰国子女であれば、「最初ためしで受けてみて、100点、2回目少し対策して受けたら、118点出たから終わりにしました」という体験談をよく見たことがあります。
また、もし、あなたがオーナー系上場企業の子息であれば、「将来社長になる人」ということで、合格確率が圧倒的に高くなる。当然、英語のスコアはある程度高くなくてはならないのだが、同じ英語スコアをもっている普通の人とは雲泥の差が付くポイントなのです。
今の時点のあなたの状況は、あなた自身が作ってきたものだから、他人の有利な状況を羨ましがるべきではなく、事実をきっちりと受け止め、自分にしかできないアプローチでがんばるしかない。不平等を乗り切るガッツがあるのか、それが、このMBA受験で問われていることなのだと思います。

純ドメがMBA合格するまで最低でも1500時間は必要

私は公認会計士の受験もしていたので、テスト耐性はできているほうではありましたが、このMBA受験も「相当辛かった」といわざるを得ません。どちらがつらいかときかれれば、間違いなくMBA受験と答えるでしょう。公認会計士試験は、通常、フルタイムで受験勉強に専念できるため、強い意志さえもっていれば、何とかコントロールできるものです。私の場合は、公認会計士試験を2回受験したため、トータルの投入時間は5,000時間。一方、MBA受験準備には、おそらく1,500-2,000時間は使ったのではないかと思います。当然、英語力の上達により、仕事上のメリットもありましたが、何が最も辛らかったかといいますと、仕事上、誰にも悟られずに、勉強に打ち込むこと。会社でMBA受験していますと宣言してしまったら、プロモーションはできないし、面白い仕事が回ってこない。当然、査定にも響き、社内関係もぎくしゃくするにきまっています。会社では、当然、飲みのお誘いがあったり、クライアントと会食がある。また、仕事上、トラブルはつきもので、土曜日にTOEFLの受験があっても、金曜日の深夜まで会社に残って仕事をしなければならないこともありました。もし、これから、受験を目指すのであれば、仕事もうまくこなしながら、1500時間、勉強や受験準備に費やす気力があるか、逆に、この決意ができてしまえば、前のめりで、勢いでがんばれしまうものだと思います。

英語力がボトルネック – TOEIC580点からTOEFL106点までの道のり

英語力がMBA受験上重要な要素となるというは前述のとおりです。私は、海外経験はほとんどなく、大学卒業前に初めて受けたTOEICは580点でした。そこから、海外駐在の経験もなく、どのように英語力を伸ばしたのか、次系列に沿って、簡単に記載したいと思います。

・2003年初めてのTOEIC 580点
・2003-2008年:仕事で英語を書いたり、読む機会があり
・2007年KaplanのTOEFLコースに申し込む
・2008年1月: TOEIC800点
・2008年7月: 1ヶ月間ハーバードのサマースクールに会社から派遣され英語を学ぶ
・2008年9月: TOEFL(初回) 80点、TOEIC890点
・2008年12月: TOEFL(2回目) 90点
・2009年9月: TOEFL(3回目)96点
・2010年9月: 103点(R27, L29, S23, W24) (30回目くらい)
・2011年1月: 106点(R29, L27, S23, W27) (35回目くらい)

一番の英語力の上昇を感じたのは、1ヶ月ハーバードのサマースクールに留学したときの経験です。一ヶ月英語漬けだったこともあり、その後の英語でのスピーキングの苦手意識がかなり減り、英語学習のモチベーションが高まりました。その後、土日も含め、毎日、英語の勉強をすると心に誓ってからの伸びは、非常に早くかったように記憶しています。逆に、なんとなく、英語の勉強をしていた時は、成長が全くないものです。いずれにせよ、TOEFLの点を伸ばすのは、かなり時間がかかります。小手先のテクニックでは、どうにもならないテストなので、地道に力をつけていくしかありません。ただ、勉強方法によって、この基礎力の上昇スピードがかなり変わってきますので、TOEFLのセクションで、おすすめの勉強法について別途説明したいと思います。
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