MBAに留学中、無謀にも、インドにあるMBAプログラムに交換留学しました。周りには、得体の知れない学校だから、止めておきなと何度も止められましたが、「インドが私を呼んでいる」ということで、2ヶ月半インドに滞在していました。大学名は、Indian School of Business(ISB)。2000年にインドを代表する企業の経営者たちが、経営者育成機関として設立。インド全土から、超エリートが集まる大学です。以下、インド留学にまつわるストーリーを自作自演インタビュー形式で、いくつか記したいと思います。read more

そもそも、インドのB-Schoolへ交換留学した動機は?

完全な思いつきです。当時、日本と世界をつなぐコンサルティングのビジネスの起業を漠然と考えており、国際的なコンサルティングであれば、成長性のある新興国がいいのではないか?日本企業の生産拠点を中国からインドへシフトさせるトレンドが注目されて時期でしたので、インドに面白いビジネスオポチュニティがあるのではないかという連想でした。また、MBAのランキングでも上位に位置する大学でもありましたし、現地のインド人ビジネスエリートとハードコアな付き合いをしてみたいという想いも、思い切った決断を後押ししました。全体のスケジュールとしては、9月にビザを申請、11月上旬に渡印をし、1月中旬に帰国しました。

インドへ行ってみて感じたことは?

初のインドだったこともあり、ISBの授業開始前にインド全土を旅行し、インドの各都市をこの目でみて、肌で感じ、話を聞き、立体的にインド社会を掴み、それから、ISBでの授業に臨もうと考えていました。デリー、ジャイプール、アグラ、ムンバイ、バンガロール、チェンナイ、ハイデラバード、ハンピを旅行し、Retail market research tourと題し、各都市のショッピングモール、商業地区、ローカルマーケットなどを訪れました。この旅行を通じ、物価感覚やインド人の各階層ごと、消費財に対するニーズを理解することができました。また、JETROのオフィスにお邪魔し、インドへの日本企業の進出やインフラの問題点に関し、お話を伺い、インドビジネスのコンサルタントとしてどのようなソリューションを提供できるかをじっくりと考えるよい機会になりました。頭の中で考えていたことと実際見たことのギャップで一番大きかったことは、インド人トップエリートは製造業に全く興味がないということですね。第2の中国になるのではないかと思い製造業の可能性を模索しましたが、「モノ作りは中国人にやらせておけばいいでしょ。オレたちはやっぱITでしょ」という返しが多かったです。

ISBの生活は大変ですよね?

渡印前には、多くの人に「腹痛には気をつけて」といわれて、戦々恐々としていました。幸いなことに、私は最初の数日お腹がゆるいなと思うことはありましたが、寝込むこともなく、大病にかかることもなく、全2ヶ月半のインド滞在をサバイブすることができました。これは、おそらく、インド料理好きのおかげで、生野菜や生水を避け、十分調理されたカレーを中心にした料理を食べていたからだと思います。

ISBの生活に関していえば、全寮制で、4人1部屋の寮をインド人3人とシェアすることになり、水も消毒されており、衛生状態は良好。自家発電を備えていますので、停電の心配もなく、各部屋にはエアコンがいています。さらに、毎日、ルームクリーニング、リネンサービスがあり、ホテルに暮らしている感じです。また、構内には、食堂があり、カレーとビリヤーニ以外おいしいとは思えませんが、基本的に当たる心配はありません。校内に、Subwayもあったりして、タンドリーチキンサンドが私のお気に入りメニューでした。気温も最高気温25度くらいが続き、総じて快適な生活ができたと思います。また、大学構外にも、リクシャーを使えば、気軽に外出できたこともあり、ショッピングモールなどによく外出していました。

ISBでの学びは?

ISBでは、全校生徒700人いるなかで、フルタイムのインターナショナルがわずか3人(その中に、日本人の勇者が1名)。この完全アウェイな状況で、私が留学していた時期に、全世界のビジネススクールから物好きな交換留学生が20人いました。私と同じで、1年まるまるインドにいるのは無理だけど、数ヶ月インドテイストを味わってみたいという変わり者が多くかった印象があります。授業は最小限とり、インド旅行に勤しむ者、逆に、インド流詰め込み学習に触発され、授業を取りまくる者、いろんな交換留学スタイルをみてとれました。
私がISBで受講した授業は以下の3つ。
● Marketing Strategy
● Managing Strategic Partnerships
● Global Strategic Management

どの授業も、質が高く、インドのケースを2割ほど、残りはハーバードのケースを取り扱いました。驚くほどに、インド人はアメリカのビジネス・社会を理解しており、アメリカ企業を扱ったハーバードのケースでも、そん色なくレベルの高い議論を展開していましたし、インドのケースでは、ローカルの知見を生かした興味深い議論が行われていました。唯一不完全燃焼だったのは、インド人とのチームワークです。私の留学してDuke大学では、Team Fuquaといわれるほど、どの授業でもチームアサインメントが課され、そこからの学びが貴重な財産であったのですが、ISBは個人の宿題が多く、チームミーティングへのコミットメントもいまいちでした。

いろいろと記載しましたが、一言でいうと、インド最高でした!インドのMBAは、ネットワークにも最適です。もし、20代、30代で、一度キャリアに休息を取りたい方がいれば、是非、ISBのMBAプログラム目指してみてください。また、Executive programもあり、40代、50代の方でも、十分にチャレンジできます。

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